君と私の40日 【執筆中】
『麦くん、どうしたの?』
ベッドに近寄って、麦くんに話しかけた。
麦くんはうっすら目を開けて微笑んだ。
――チイちゃん、来てくれたんだ・・
今にも消えてしまいそうな、か細い声。
―――海、楽しかったね・・泣かせて本当にごめんね・・
麦くんは細い腕で震えながら手を伸ばした。
―――またチイちゃんと海、行きたかっ、たな・・
反射的にその手を握りしめて。
[また行こう]
じゃなくて
[行きたかった]っていう言い方がピンと来なくて。
『私も!!すっごく楽しかったよ!また行こうよ!』
よく状況がわかってない中で一人明るく言った。
麦くんは優しい表情で微笑んで目を閉じた。