JUNK LAND【→】

クレアは唯一知りうるノーラの最大の汚点をスティッチに告白する事で、彼女達の仲を引き裂こうと画策した。

あの空間で心の闇に包まれながら聞いた、ノーラの異常な性の目覚めの声。

本来であれば近付く事すら出来ないでいたスティッチの下を、友人であった者を貶める為に意を決して訪れた。

何の事はない。悪意の“未熟”なクレアがどれ程執拗な復讐心を燃やそうと、出来る術は所詮その程度である。

スティッチは自分の“恋人”であるはずのノーラの痴態をクレアから告白されながら眉一つ動かさなかった。

そして一通り聞き終えた後、
「nderstood it(わかった)」と一言だけ呟き、左の口角を吊り上げた。


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