JUNK LAND【→】

吉行と詩織の関係は、変わらず吉行の“エゴ”行為として続いていた。

吉行が詩織の愛情を疑う事はなく、勿論詩織の素行を気にも留めていなかった。

吉行が愛情を虚像化し、詩織へ“エゴ”を使えば使う程、詩織の身体はそれを吸収し、それが吉行の興味を煽るのである。



詩織もまた愛情を高め、それ以上に性欲を高めて行った。


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