JUNK LAND【→】

クレアはノーラに常に話して聞かせた。
それは普通のTeen(十代)であれば誰もがする些細な青春の甘い談話であった。

ただ胸の内を聞いて貰う事が嬉しかった。
ただ胸の内を聞いてくれる人が居るだけで幸せだった。

胸高鳴る存在が居る事。
そしてそれを我が事の様に嬉しそうに聞いてくれる友が居る事。

それだけで劣等感を感じ続けて来たクレアの中で、僅かに“生”を感じさせた。


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