ツンデレ彼氏をデレさせろ。



ーその汐梛の純粋さに。
ーその汐梛の一途さに。
ーその汐梛の一生懸命さに。



ー気付けば、
李斗だけじゃなく、
俺まで汐梛朔に惹かれていた。



李斗は、
初めは人を好きになることを
怖がっていたのに、
少しずつ汐梛との距離を縮め、
隣にいることを許し、
そのうち、一緒にいることに
幸せを感じていた。



俺にとっては、
李斗が人を好きになり、
信頼できるようになっていって、
切なさ以上に嬉しかった。



二人が付き合うと知った時、
本当に嬉しかったんだ。



李斗が、ようやく
人を愛せるようになったって。



ーだから、これからも、
二人の幸せを
願うことを誓ったんだ。



ーだから、
俺ができることなら、
何だってするさ。



ー李斗は、
“遼が朔に気持ちがない”
って、言ってたけど、
何処までわかってんのか。



でも、俺が願うことは、
ただ、ひとつ。



二人が幸せでいれるように。ーーー



ーそう誓いを新たにして
見上げた空は青色に輝いていた。






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