あなたに届ける僕のメッセージ
ダイニングへ向かうと朝からお母さんが張り切っていつもと違う朝食がテーブルに並べていた。

「お母さん、おはよう。今日はいつもと朝食が違うね。」

「当たり前じゃない、今日はめでたい日なのよ！早く食べて学校にいってらっしゃい。」

私はうなずいて椅子に座りお皿にのってるウィンナーを取って食べようと思っているといつの間にかお皿の上にあったウィンナーが消えていた。

私は驚いて隣を見てみると制服を着た姉がウィンナーを美味しそうにパクパクと食べていた。

「あー！！お姉ちゃん！ひどいよ〜」

「風香、おはよう！風香のウインナーが美味しそうだったからつい食べちゃった」と言って舌を少し出し笑っていた。

私の姉の名前は早乙女優香

私と違って人気者で毎日学校帰りに遊んでおまけに彼氏持ち。

悔しいけど私よりは断然可愛い。

姉へブツブツ叱りながら朝食をさっさと食べた。

私は急いでローファーを履き、姉妹共に「いってきまーす」と言い家を出た。

「高校生活は自分が思っているよりもめっちゃ楽しいから！！」と2個上の先輩お姉さんからアドバイスをもらった。

私は姉の言葉を信じながら学校までの道を走った。



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表紙・目次

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