普通な恋がしたかった!!!
「昨日からマジ憂鬱だな…」



あくびをかみ殺していると。



ドンッ


「うわっ」





「昨日何かあったー??☆☆☆」



『☆』付きの語尾で、馴れ馴れしく俺に衝突してきたのは。


…って、一人しかいねぇか…。



俺は振り返り、衝突してきた奴の胸ぐらを掴んだ。


「俺様に衝突とか、朝からいい度胸だな?


……日向」



胸ぐらを掴まれた日向は、一瞬キョトンとして、ニコッと笑った。


「まさか気づいてた??」



「…いーや。さっき気づいた」



俺は、日向の胸ぐらを離して、軽く笑った。


この俺様に衝突して許されるのは、日向か蒼空かブラッドか零ぐらい…だな。
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