普通な恋がしたかった!!!
「一応、明るい道に出るまでついていく!てか、ついて来てもらっていい!?」



かなり急いでるようで、結城日向は、あたしの腕を掴むなり、



「ダッシュ凜ちゃんー!!!」



走り出した。



「わ、えぇっ!!」



チャラ男は、また滑らかな走り姿で走り出す。


とりあえず、あたしもそれについていく。



ちょっと速いけど、結城日向が、どんどん人ごみを避けていくおかげで、スイスイ進む。



あっという間に明るい大通りにでた結城日向は、あたしの腕を離した。



「っはぁ…よし、じゃーね、凜ちゃん!

また学校で会えたらいーね!」



ちゅっ



「ふぁっ!?」



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