【完】人形達の宴~通りゃんせ~


「おはよ、結衣。朝から元気だな」


「フ…、フグフグ…」


「あぁ、ごめんごめん」




そう言いながら、私の口元に置いていた手をどけてくれるその人は…、


恋人の諒ちゃんだった---





「おはよ、諒ちゃん…って何でここに?」



私の言葉にブリザードな空気を一気に漂わせた。





えぇ?


どうしたの、諒ちゃん?



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