【完】人形達の宴~通りゃんせ~










……




………









「クククククッ。さぁ、この人形の中にお入り、多恵ちゃん」




躯(ムクロ)となった多恵の目の前に、先ほど多恵の母親から貰った市松人形を向ける。


すると多恵の身体から、スーッと白いモヤが出てきてそのままその市松人形の中へと入っていった。




それを確認した黒いモヤを纏う男はニヤリと口を歪め、そしてお堂へと向けて歩き出す。






「まだまだ…、じゃな」



呟いたその言葉は、誰の耳にも届く事はなかった。


  【多恵SIDE END】


< 452 / 611 >

この作品をシェア

pagetop