【完】人形達の宴~通りゃんせ~
諒ちゃんの口元から流れ落ちていく血を指で拭い、そして唇に指を這わせる。
チュッ---
諒ちゃんの唇に、キスをした。
今まで諒ちゃんがくれたキスは、温かくてフワフワして幸せをくれたのに---
今は心が冷たくなるほど寂しくて、悲しくなるキスに…、
胸が悲しみに震える。
こんな所に来なければよかった---
だって、こんな事になるなんて思わなかったんだもん…。
瑞希と仲良く帰る事が出来ると思っていた、自分の浅はかだった考えにイラ立った。