【完】人形達の宴~通りゃんせ~
「…よ…かっ………ッ、…ゴフッ…」
口から血が吹き出し、辺りに私の血痕を撒き散らす。
「瑞希…」
息を呑む結衣が目を見開き、私を見ている。
そんな結衣を見ながら力尽きそうになる身体を何とか奮いたたせ、ふらふらと倒れないように踏ん張った。
「結…衣…」
あなたが助かって良かった。
そう言いたいのに…、
口を動かす事は出来たのに…、
それ以上言葉にする事が出来なくて---
そのまま身体は崩れ落ち…、
温かい結衣の身体に包まれた。