【完】人形達の宴~通りゃんせ~
熱いムーンストーンをギュッと持つ。
火傷するほどではないけれど…、
その石を握っているだけで辛く苦しかった感情が、消え去ってゆく感じがした。
諒ちゃんの傍まで行った私は、諒ちゃんの手を取りキュッと握り締める。
私の手と諒ちゃんの手の間に、熱くなったムーンストーンを忍ばせて---
白い輝きだけじゃない…。
赤や青、緑、黄色……、
そう、七色の光が天神様の持っている白水晶から溢れ出た。
眩い光を放つ天神様の石に、あまりにも眩しくて目を細めながらその光景を見守った。