あの夏のこと

私は、しばらく彼の様子を見ていた。


何かが変。
なんだろ?


もやもやしていたら、

「あっ!」

「どうした?花音?」

「いや、なんでもない…!」

「ふーん?」



様子がおかしい私をジッと見てくる夏樹。



私は、そんな夏樹からの視線を無視した。

正確には、それどころじゃなかった。



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