王子様の声フェチっ!
「今回もどーも」

「次回がこないことを願うわ
私だってちゃんと恋愛したいもの
言っといて、いつか友達になりましょうねって透真に」

「気が向いたらな」

加桜は本当にいい女だ

「俺は悪い男だな」

そう呟いたのを

聞こえなかったとでも言うように

加桜は俺の隣を離れる

「じゃあ、また......
っていっても明日か、
それぐらいに嫌でも会うのよね」

「まぁな」

「自信、もちなさい
あなたは私が惚れた男なんだから」

よくある言葉だけど

加桜ならより一層いい言葉に思える

「ま、俺だから?」

加桜はフッと笑って歩いて行った







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