王子様の声フェチっ!
透真が俺に別れを告げることは

あいつはわかってたって言うのか?


じゃあ俺はあいつの手のひらで踊らされてたのかよ


「いつから、だよ」


どの質問にも透真は答えなかった


「答えろよ!お前はいつから俺のこと嫌いだったんだよ......最初からか?初めからこうなるってわかってて遊んだ、だけなのか?好きって言葉も嘘だったのかよ」


そうか..........俺が勝手に舞い上がってただけか

「透真.....お願いだから冗談だって
嘘だってからかってるだけだよって言えよ....うそでいいから言えよ!」

なんで、そんな顔するんだよ

なんでフってるお前がそんなに苦しそうな顔すんだよ

泣きそうな顔すんだよ


俺が泣きてぇよ.....





「ごめん........」


透真の口から最後に聞いた言葉は


謝罪だった






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