王子様の声フェチっ!
な、はずだった

学校に近くなって

同じ制服の人が増え始めた頃

ポンポンと肩を叩かれる

振り返ってみるとそこには

柑也がいた

パクパクとなにか言っているので

ヘッドホンを外してみる

「おはよう」

「お、おはよう」

あいさつするやつがいた.....

交わしたのはその言葉だけ

柑也は王子様スマイルと

私のなぜか高鳴る胸を

おいて、男の子のところへ走っていってしまった





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