僕等のヒカリ〜ひまわりの小さなキセキ〜
少し、少しだけ遥希の目の色が変わったような気がした……
嬉しかった。
あたしの言葉を受け止めてくれて……
家に着き、何もする気になれなくてベッドにダイブした。
出来ることならしてあげたい。
でも、あれは遥希自身が自分で向き合わないと意味がない。
あたしに出来ることは遥希の背中を押してあげるだけ。
でも、さっき背中押してあげれたかな……
押すって言うより突つくって感じだったよね……
あぁ、あたしのバカー‼︎
「何バタバタしているのよ?ダイエット?」
「お母さん、おかえり。ねぇ、もし救ってあげたい人がいたら、お母さんならどうする?」
「急に真面目な質問ね。お母さんなら、その人が相談してきたら背中を押して、手を伸ばしてきたら掴むかな?」
「なんで?」
「相手がSOS出す前にしちゃったら、相手のためにならないでしょ?手助けはするけれど、答えは相手に決めさせる。」
「それでもし間違いだったらどうするの?」