僕等のヒカリ〜ひまわりの小さなキセキ〜



そして、夏休み最終日の31日。



約束の時間の30分前に着いた。



いつもより早く着いてしまった……



それより、告白なんて演技でもしたことねぇからどう言ったらいいんだ……⁉︎



男らしく、好きだ‼︎



それとも普通に、俺と付き合ってください‼︎なのか?



悩みに悩みまくったけれど、結局そのときの様子で決めることにした。




しかし、約束の時間になっても奈緒は来なかった……



1時間、2時間と過ぎ、帰ろうかと悩んだときだった。




♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜




スマホの着信がなり、慌てて取った。




「はい、あぁ、どうしたのですか?



え……、奈緒が………?」




スマホが手から抜けて、するりと下に落ちた。



ハッと我に返り、スマホを持って走ってある場所に行った。





なぁ、お母さん。



俺は幸せになったら、いけないのか……?



幸せになろうとすると、どうして大切なものが目の前から消えていくんだろう……






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