翼を失った天使
「ナミエ〜。」
母が呼ぶ。


「何?お母さん。」
「そろそろ寝る時間よ。」
「じゃあシンデレラ読んで!」
そう言って私はシンデレラの絵本を取って母に渡した。


「しょうがないわね〜。」
母は絵本を読み始めた。


シンデレラ.....


私もいつか王子様に出会えるかな.....?


「.....寝ちゃった?」
私はいつの間にか母の膝の上で寝てしまった。


「おやすみ、私の可愛い天使。」


ナミエ.....

シンデレラみたいに素敵な恋したい、
この時まだ6歳児。


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