そこから先は、甘くて妖しいでんじゃらすゾーン。【完】
「販売部が何度も会議を重ね発売が決定した商品を部長の一存で販売中止にしようとしたのだから、さぞかしのっぴきならない事情があったんだろうと理由を聞けば、陸を欲しかったから……?
そんな自分勝手な理由だったとは……呆れてモノも言えない」
さすがの女部長も社長にここまでハッキリ言われたら立つ瀬がない。眉を下げ俯いてる。
「それより、姫がビックワールドに勤めていたとは驚きでした。素晴らしい商品を企画してくれたようですね」
「は、ははは……まあね……」
ビーチクが売りのオッパイチョコだってこと、イカれたおっちゃんが知ったらどんな顔するかな?
「佐々木部長、君にはそれなりのペナルティーを与えるつもりでいる。話しは以上だ……もういい。仕事に戻りなさい」
「はい、失礼します……」
あんなにムカついてた女部長だけど、ションボリした顔を見ると可哀想な気がしてくる。
扉が閉まったのを確認した私は、女部長が私と陸さんにあんな条件を出しイジワルしていたってことをイカれたおっちゃんがどうやって知ったのか訊ねてみた。
「それは、姫の占いから辿り着いたんです。姫は、源氏の大将は部長クラスの女だと言った」
あぁー!!そうだった!そんなこと、すっかり忘れてた。
「それで色々調べてみた結果、佐々木部長が怪しいということになったんですが、源氏に繋がるそれらしい証拠は出てこなかった」
ゲッ!本気で調べてたんだ……
「その代わり、今の一件が分かったんですよ」
「……なるほど」
「しかし、姫の占いが外れるワケがないと思った私は、ターゲットを販売部全員に広げて調査してみたのです。すると意外な事実が判明しまして……」
「意外な事実?」