もっと甘く   ささやいて
翌朝一番に村田さんのオフィスへ行った。

「早速だが、デイビッド経由でジェフリー・カーンのエージェントからメールが入った。TVの続編のオファーだ。君はエージェントが私だとジム・アンダーソンに言ったのかな?」

「いいえ、私にダイレクトにオファーして下さって構わないと言いました。」

「デイビッドが何を企んでいるかわからないが、二年以上も前に断った件をまだあきらめていないとは、しつこい男だな。」

「私のエージェントのことですか?」

「そうだよ。掛け持ちできないくらいの殺人的スケジュールのどこに、これ以上抱えられるって言うのだろう?無理だ。私は君の役には立てない。」

「ご迷惑をかけてすみません。」

「TVの連載が続くとなるとプロのエージェントを雇うしかないが、私に心当たりがある。余り気は進まないが。」

村田さんは女性エージェントを紹介してくれた。

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