呪いのブレスレット
「うわ~ん。怖かったー! 全然開かないし、外側から壁を叩く音がするしー」
みのりは興奮したように早口で言いながら泣いている。
「誰かに意地悪されたのかしら」
部長は抱きつくみのりの背中を撫でて慰めている。
「あたし、嫌われることなんてしていません!」
みのりの興奮は冷めやらず、訳の分からない部長は困っている。
「みのり、とりあえずコートに行こう。部室の鍵は?」
みのりは握りしめていた鍵を先輩に渡した。
「亜美、鍵かけてくれる? ドアの調子が悪いこと、先生に言わなきゃね」
あたしは先輩から鍵を受け取ると、ドアを閉める。
先輩はみのりを立たせて、あたしが横に行くと歩き始めた。
ひかりの姿を見てしまったあたしは、彼女がやったことなのだと思っていた。
どうして、みのりに?
今までの事からしたら、閉じ込めるなんてたいしたことじゃないけれど……。
みのりは興奮したように早口で言いながら泣いている。
「誰かに意地悪されたのかしら」
部長は抱きつくみのりの背中を撫でて慰めている。
「あたし、嫌われることなんてしていません!」
みのりの興奮は冷めやらず、訳の分からない部長は困っている。
「みのり、とりあえずコートに行こう。部室の鍵は?」
みのりは握りしめていた鍵を先輩に渡した。
「亜美、鍵かけてくれる? ドアの調子が悪いこと、先生に言わなきゃね」
あたしは先輩から鍵を受け取ると、ドアを閉める。
先輩はみのりを立たせて、あたしが横に行くと歩き始めた。
ひかりの姿を見てしまったあたしは、彼女がやったことなのだと思っていた。
どうして、みのりに?
今までの事からしたら、閉じ込めるなんてたいしたことじゃないけれど……。