LOVE×罰ゲーム next




「啓……」

「光」


携帯を見つめたまま、啓が呟く。



「あの……」

「最後に行きたいとこあんだけど、そこ行ってもいい?」

「……え?う…うん」

いつもの啓と違う……?





外はすっかり薄暗くなっていた。

あたし達は無言で歩きだす。


着いた先は学校の近くの公園。




「ここ?」



なんで公園?




啓がブランコに腰掛ける。


あたしもその隣のブランコに腰掛けた。



しばらく続く沈黙。




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