もう一度、君と…。

ごめんな、辛い思いさせて。

でもコレが俺なんだと思う。

恋羽を泣かせない自信なんてない。

絶対に一ヶ月に一回は泣かせると思うし。

不安にだってさせる。

それでも…。

「…幸せにしてみせるから」

恋羽を一度離す。

だから…!

俺は司会者からマイクを貸してもらう。

そして…恋羽の真っ正面に立つ。

そして、珍しいくらいに大きな声を出す。







「もう一度、君と…一から一歩(はじめ)たい」







そこには驚きもせずに、微笑んでくれる君がいた。

「はい。よろこんで」




きっと…この日の君の笑顔は忘れない。





(*♡'v`)༳࿐͙°+* END


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