もう一度、君と…。
「恋羽、私応援団だから、もう行くよ?早く来てね!」

百合は眩しい程の笑顔を私に見せて、教室を出て行った。

…一人、教室に残る私。

百合から貸して貰った日焼け止めをぬる。

「………もう、時間がない」

知らない間に呟いていた。

私は、どっちの意味で言ったんだろう?


私立は1月中旬。
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