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小さな小さな箱庭の中で

あなたを見つけた

決して美しくはないけれど

あなたの輝きは凛々しくて

私には眩しかった

道なき道を歩むあなたは

あまりにも遠すぎて

隣にいるはずなのに

あなたを遠く感じた

私に笑いかける

それすら私にはもったいない

あなたの周りには

たくさんの小さな光が集まり

やがて大きな光となる

私には眩しい光

私にはない光

無邪気な笑顔

偽りのない言葉

豊かな感情

何もかもが羨ましくて

愛しくて

私は自らあなたを遠ざけた

だけどあなたは優しく

私に手を差し伸べる

優しいその手に誘われて

私はその手をとる

拒むことのできない

自分が情けなくて

眩しい光を感じて

私は涙を流す

輝く光をもつあなたを

私は疎ましく思い

愛しく想う

どうか

この手を離さないでと

いつまでも願う
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