今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
レギュラーだけとかってことはないのか。
 陽菜も朝早く起きて練習してんのか。

 もしかしたらって、思ったのにな。



「あー。悠斗、お前、俺のかわりに陽菜を迎えに行こうとかって思ったんだろ?」

 ニヤニヤ顔の航太が俺を見ていた。

 図星だった。
 まるわかりかよ。顔に出てたのか?


「いや。えっと」

 俺は所在なさげに視線を彷徨わせた。



 あんまりはっきり言われると肯定しづらくなる。
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