今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
「で、何があったわけ?」

 恐る恐る、様子を窺うように聞いてみる。

 そしたら、ぎろっと睨みつけられてしまった。


 航太、俺じゃないんだけど。
 俺は何もやってないだろって、突っ込みたくなったけど、止めた。

 下手に口出すと、矛先が俺に向きそうな気がする。



「その日はよかったんだよ。問題は次の日。あー。思い出したらホント腹が立ってきた」

 って、今も充分怒ってるじゃん。


「朝、陽菜を迎えに行ったんだよ。そしたらさ、陽菜が腕組みなんかして玄関先で仁王立ち。開口一番、歩夢を泣かせたらダメでしょって、ものすごい勢いで怒られてさ」




 へえ。陽菜でも怒るんだ。

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