今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
「そりゃ、ムカつくだろうな」

「だろ?」

 目がすわってる。よっぽど腹が立ったらしい。

「それからさ『夕べ、すっごく落ち込んじゃって、家に帰せなかったんだからね。わたしから離れようとしないし、抱きしめて、ずっと慰めてたんだから。そのくらい、ショック受けてたんだよ。ちゃんと謝って、仲直りしてね』って、何なんだよ。歩夢のヤロー、陽菜の後ろから俺が怒られてる姿を嗤って眺めてやがるし」




 はあ?

 泊まったのかよ。

 抱きしめて、ずっと慰める?

 あいつ、ホント、いろいろ武器持ってるよな。


 陽菜の関心を引くためなら、何でもするのか?

「陽菜の剣幕に押されて、わけのわからないまま、一方的に謝らされてさ。泣かせるようなことも、落ち込ませるようなこともやった覚えはないのに、理不尽にもほどがあるだろ。まったく、俺が何をしたんだよ。歩夢のヤツ、ホント、腹立つ。ちっ!」



 2度目の舌うち。


 めっちゃ、怒ってるよな。



 ここまで、感情剥き出しなのは珍しい。

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