今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
 俺達は学食を出て教室に向かった。

 その間、話をしながら……


 こんな時、手を繋げれば恋人同士みたいで、最高なシチュなんだろうけど。

 俺はいつでもOKなんだけどな。

 陽菜が俺のことを好きになってくれたなら。


 それでも一歩前進かな?
 少しずつ距離を縮めて、近づいて。


 今は友達でも、いつかは……



 俺は期待に胸を膨らませて、陽菜を教室まで送り届けた。
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