今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
 休日ともなると、一日のほとんどを陽菜の家で過ごして。

 陽菜は、僕のことを本当の弟みたいに面倒を見てくれて、
 可愛がってくれて、大事にしてくれた。


 一時期は、僕も陽菜の家が自分んちだと勘違いしていたくらいに。


 母親が迎えに来ると、帰りたくなくて、よく泣いていた。


 
 陽菜と離れたくなかったから。
 
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