甘いちょこれーとに溶かされて✳︎*短✳︎*
ガチャッ

「……… ………。」

何この男。

失礼しますぐらい言いなさいよ。

なんて心の中で理不尽な毒を吐きつつ無視した。

すると男も無言のまま立ち去った。

そしてやっとお昼を食べ終わり、屋上を出ようとドアを開けると…


ガンッ!!


「いたっ…」

あの男の声。


「ちょっとっ?!なんでこんなとこで食べっ…!!」

すかさず文句を言おうとした…が…

「ゴクリッ…すんません。あとちょっとなんで。ガッガッガッ…。」

きちんと飲み込んでから言葉を発した…

そして、話終わった途端にすごい勢いで食べ始めた。



ーーそれから…私は彼が気になって仕方がない。

因みに後で知ったことだが、彼の名前は
山内 健介

というらしい。
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