【短編】僕は教師、君は生徒。-Summer Triangle-
電子音が規則正しいリズムを刻んでいる。
ナツの呼吸とは対照的に。
「ナツ・・・」
「椎名・・・くん」
弱々しい、だがいつものように少し甘えたような声。
酸素マスクを外し、真っ直ぐに僕を見つめるナツ。
「し・・・いな、くん。
わた・・・・・・し、もう・・・だめ・・・・・・か・・・も」
「ナツ!そんなこと言うなよ!!
僕と結婚するんだろ。七夕の日にっ・・・」
言葉が上手く出てこない。
そんな僕を見て、ナツが悲しそうに笑った。