【短編】僕は教師、君は生徒。-Summer Triangle-
「どうした、な…古橋?」
夏実と言いそうになるのを瞬時に抑える。
僕を見つめる古橋の目が胸を高鳴らせる。
古橋は様子を伺うようにゆっくりと話し出した。
「椎名先生…
椎名先生の、名前って
光哉…でしたよね」
「あ、あぁ」
光哉、と呼ばれて自分の心の深い部分が疼いた。
「それで?」
「…ちょっといいですか?」
そう言うと古橋は僕を手招きして歩きだした。