時の妖精

修理

「ところで、オレ帰りたいんだけど・・・」

「しかもココどこ??」

「寒いし・・・」

ルルが答えた。

『とりあえず今すぐに帰るのは不可能よ。あなたが鳥居をぶっ壊したから。そんでもってココは、時の世界。色々な時間があって、過去、現在、未来が自由にいききできる世界。でも、姿形はアナタのいた現実世界と同じだけどね。』

『あと、寒いの?』

『しょうがないわね〜』

ルルは首からかけていた懐中時計の針を進めた。するとたちまち雪が溶け、樹々の目がめぶいて花が咲き、森が豊かな緑色になってあっという間に綺麗な紅葉の森になった。

ルルが言った。

『これで良い?』

「うん、ちょうどいい!」

「不思議だけどね」

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