【イメージポエム】書きます※野イチゴBerry作家さま作品へ
24Coa様 【あの日交わした永遠の誓い】
【あの日交わした永遠の誓い】
東京から転校した小さな町、小学4年生の花乃。
たくさんの友達と響と過ごす年月。
病弱な彼女が、小さな町で過ごした日々の中で、響の優しさと励ましの言葉は生きる光だった……

――――――

二十歳――
春先間近、届いた手紙


何度も何度も読み返した

お前と初めて会った日のこと

小学校の登下校
林間学校
魚釣り


中学生活
部室からグランドを観ていた姿

サッカーコート走りながら
何度もお前の姿 見てた



はにかむように微笑む笑顔

柔らかな声

そっと渡されたバレンタインのチョコ


内緒って
恥ずかしそうにいう顔が
可愛かった


お前と交わした言葉

お前の笑顔

穏やかで暖かで優しくて


いつだって
俺を包み込んだ

いつだって
俺を癒し元気づけた


お前の優しさ
お前の辛さ
お前の意志
お前の決意

俺は守ってるつもりで
守れてなかったのかな

俺は何も知らなかったんだな

守られて
幸せもらったのは
俺だったんだな


人を愛する気持ち
お前の笑顔が教えてくれた


精一杯生きるって
どういうことかを


お前はいつも
包み込むような笑顔で
考えてたんだな

言葉にはせずに笑顔で
語っていたんだな



花乃
俺もお前に会えて
幸せだった


花乃
お前を愛せたこと
お前に愛されたこと

俺はだれより幸せなんだな



桜が咲く
淡く優しく美しく


桜が散る
薄紅の雨を降らすように
切なく儚く


お前と
過ごした日々が
お前の思い出と共に
お前を
愛した俺の思いと
お前が
俺を愛した思いと共に
輝いていく


これからもずっと
ずっと……




花乃
愛をありがとう

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