【イメージポエム】書きます※野イチゴBerry作家さま作品へ
31妹乃ちなみ様【蒼色うさぎ〜君だけを。】
【蒼色うさぎ~君だけを】

優と梓美は幼なじみ
お互いにそばにいて、いるのが当たり前の存在だった

思春期、中学生になりお互いを異性と意識しはじめて……

―――――

わたしにとって

優ちゃんは


そばにいるのが

当たり前の存在だった


そばにいてへんなんて

考えられへん

そんな人だった


好きとか惚れたとか

そんなことを

意識して

壊れてしまうんやったら


優ちゃんが幸せなほうがいい


あの時

そう思ってん


めっちゃ辛かってん

ホンマは

優ちゃんにだって


優ちゃんの青春があるんやって


忘れなあかんって

何度も思ってんけど

忘れられへん


優ちゃんは

わたしにとって

大事な人になってたんよ


素直に好きって言えば


優ちゃんはずっと


わたしのそばにいてくれたん?



優ちゃん

わたしな

優ちゃんの隣で誰かが

笑ってるなんて

見てられへん


優ちゃん

わたし……

忘れられるんかな

優ちゃんのこと

大好きやで

他の誰も見えへんくらいに

優ちゃんの気持ち

優ちゃんの優しさ

もう、あの日々には

戻られへんのかな


優ちゃん……


涙があふれて止まらへん

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