コンビニエンスな関係
プーさんの帰りは、いつも終電。たまに21時くらいに帰ってくると、体調が悪いんじゃないか…と心配してしまうくらいだ。



明日は、パートもない。今夜は、起きて待っておこうと決めた。



わざと電気を真っ暗にして、待った。ガチャガチャと鍵を回す音と同時に電気をつけて、玄関に走った。



「おかえり、隼人くん」


「わっ!びっくりした…どうしたの?何かあったの?」



「たまには起きて待っていようかと…」



「ごめんね。でも、疲れるから先に寝てね。ありがとう」



クールに比べてうちのプーさんときたら…。比べものにならないくらい優しい。顔を見たらホッとするよ。



思わず、抱きついた。


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