代償 2nd mean
「マスターに聞いてみれば?」
マスター………。
まともな生活している───していたのかな。
………いや、待て待て待て。
確かね、前、聞いたんだ。
どっかで。

「マスターて、ハッカーじゃなかった?」
「よく知っているねぇー」
「………いや、聞いただけで」
「うーん!ハッカーだよ。それも、一流の」
「───一流?」
「ホワイトハッカーだけど。政府のPCにハッキングしたり。違法スレスレな事してるよ」
───違法スレスレ?
おおーい。
あの、朗らかなマスターが。
違法スレスレて。
───想像つかない。
とんでもない人だね。
───ここに、無邪気ジャジャ馬の警察がいるのに。
逮捕されないね。
──だから、変なんだよ。
前橋組て。

「でも、僕よりは、マシな答えが返ってくるよ。聞いてみよっ」
ついでにパフェたーべよッ!
───はぁ。
パフェ目当てだったろう、最初から。
< 30 / 80 >

この作品をシェア

pagetop