【短】「さようなら」愛しのキミに





本当はまだ、実感が湧かないんだ。




これが夢であって欲しい。



何度思っただろうか。





それでも、変わらない現実が突きつけられるたびに、また喪失感に襲われるんだ。








好きで、好きで……その一心だった。




愛していた。



愛しかった。




だけど、もう…




さよならだ。





過去を振り返っても虚しくなるけど。




まだ残るこの想いは、過去の思い出としてなら生き続けられるんだ。





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