敵恋カンケイ。~双雷VS神亀~




 見られてた…!?



 やだ…どうしよう。あたしが裏切ったって、思われてしまう…!!








「今日……一緒に遊園地に行ったの。



 でも、安心して!?ただ…遊んだだけだから。ホント、本当だよ!?




 円堂蒼から誘われたの。…で、断ると逆に怪しまれると思って………。






 お願い、信じて…!嘘ついてない…!!






 ―――お願いだから、誰にも言わないで…」







 震える声で、あたしは蓮翔に泣き叫ぶように言った。






「………わかったから。叫ぶのやめろよ、アホ」



「うん…」





 顔をプイと背けながら、蓮翔はあたしに言った。




 よかった……。信じてくれた…。







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