敵恋カンケイ。~双雷VS神亀~








 ―――そしていよいよ、夏休み最終日・8/31。





 ついにこの日がやってきた。






 下っ端のやつらが戦いに出ない理由。


 それは、人数。





 下っ端のやつらをいれると、人数が合わない。


 合わないと、理不尽でしょ?





 例えば双雷が人数多くて勝ったら、「人数が多いから勝ったんだ!」なんて言われるかもしれない。


 それに、同等の力と周りが言うからこそ……同じ条件で戦いたい。







 だから、幹部以上での最終決戦なんだ。







 洋館のホールで、あたしたちは軽く準備体操をした。



 数回深呼吸をしてから、あたしは「よし」と声を出した。






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