敵恋カンケイ。~双雷VS神亀~





「いつ見てもかっこいい♡」



「挨拶しようよー」



「えぇ、無理だよ。恥ずかしいもん」





 あたしが窓際の一番前の席に座ると、近くでキャッキャッ騒いでる女子の声が耳に入った。








 そう。これが“普通”じゃないところ。





 あたしのクラスには、3人のイケメンがいる。学年合わせれば、5人。



 しかも。




「神亀の姫になりたぁい♡」


「わかる~」





 その5人は、全国NO.1争い真っ最中の族・神亀【ジンキ】のメンバー。メンバーと言っても、下っ端ではなく、幹部以上だ。









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