手に入れたいのはお前だけ。



「じゃあ俺と過ごさない?」



「はい?」



サラッと何を言ってるのかな茂木くん。



いくらプレイボーイだからって、あたしにそういうこと言う!?



「だから、クリスマス俺と……」



「茂木くんはたくさんお誘い来てるでしょ。他の子のお相手したほうがいいんじゃないかな?」



どうせこれもまた、茂木くんお得意のリップサービスっていうか。冗談でしょ?



するとなぜか、はぁぁと大きなため息をついて茂木くんが廊下に座り込んだ。



ーーーーえ。



「ど、どうしたの?」




< 305 / 322 >

この作品をシェア

pagetop