夢蝶 ~なによりも大切なもの~


そのあとは、いつも通り、

屋上ではしゃいでいる清瀧のところへ

向かった。


「あ!柑奈…ちゃん……。」


お、唯も空気わかるんだ。


『新。最近の情報調べてるか?』


「はい、昨日調べましたけど。今日はまだです。見た方がいいですか?」


『あぁ。見てくれ。』



「柑奈、どうした?」

不穏な空気を感じとったのか

大地が口を開いた。

『いや、次期組長の勘みてえなもんで、
当てにはなんねえけど、嫌な予感がしてだな。念には念を…つーことだ。』


< 107 / 303 >

この作品をシェア

pagetop