夢蝶 ~なによりも大切なもの~
『私……私ね………。幸せすぎて怖くなってる。もし、こんな幸せな状態から、今までみたいな1人の状態になったら、きっと私は、耐えられない。だから、これ以上幸せになるのを素直に喜べない。
幸せになればなるほど、元に戻ってしまうことの恐ろしさが怖くなる。だから…だからね?』
「……ばか。」
話しかけの私の頬をつまんで言う大地。
『へ?』
「ばか。お前はバカだ。」
『は、へ?』
わ、私は真面目に…!!
てゆーか、ほっぺ離してー!