夢蝶 ~なによりも大切なもの~
『あ、そうだ。お母さん話って?』
ご飯を食べる手を止めて聞く。
「あっ!忘れてた!あのねー。
柑奈、高校行かない?」
『行かない。』
そんなの行くわけないじゃん。
行く必要ないしね?
「行かないの?それとも…逝く??
生きたいわよね?(黒笑)」
『…っ!生きたいです!
ぜひ、生かせてください!!』
お母さんの黒い笑いを見た私は
とっさに立ち上がって答えた。
…冗談には聞こえなかった。
怖すぎるよ…。