夢蝶 ~なによりも大切なもの~


「ーーっ、柑奈?ここってーーー。」

伊月兄は、焦った様子を見せる。


なにを焦ってるんだか…

わたしは、ニヤッと笑って口を開く。



『うん?怪鬼の倉庫だけど?』



平然と言った私に、みんなは戸惑う。

「ーえ、ちょ、え??」
「まって、柑奈、え…?」
「うぇ、怪鬼、って、えぇ……」
「俺を撃った族で…。」
「俺らが潰した…?」

挙動不審のみんな。見てて飽きない。

大地なんか、堪えてるつもりなんだか…

笑いをもらしながらそっぽを向いていた


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