夢蝶 ~なによりも大切なもの~
ーーガチャ
『だいちゃん、おはよー!』
「おー、今日は早いなぁ。」
珍しく真面目に机に向かっていた
だいちゃんが顔をあげ頬笑む。
「『だいちゃん(大樹)が…机に向かってる……し、仕事…!?』」
いつの間にか、理事長室にいた
れっちゃんと声が重なった。
「お前ら…俺は仮にも理事長だぞ?」
だいちゃんは、すごく苦笑いだった。
いやぁ。それにしても、
朝から珍しいものを見たわ。うん。